毒物劇物の取り扱いについて

POISONOUS / DELETERIOUS SUBSTANCES

弊社では、研究開発の現場で必要とされるさまざまな物質・材料の輸入調達を承っております。

ご依頼いただく製品の中には毒物・劇物を含む化学品関連の製品もございますが、これらを取り扱うために弊社は以下の資格を有しています。

  • 毒物劇物一般販売業登録: 登録番号: 浜健浜B第1-802号
  • 毒物劇物輸入業登録: 登録番号: 第206号

化学品関連製品の輸入の際には、必要としている製品が毒物や劇物にあたるのか、または成分の中に毒物や劇物を含むものなのか等、調達に不安を感じることがあるかと思います。お困りの際は、豊富な取り扱い実績のある弊社にぜひお任せください。

海外の化学品輸入販売サービス (日本語SDS作成) の詳細についてはこちら


毒物劇物に関する よくあるご質問

化学品、毒物及び劇物とは何のことを指しますか

化学品(化学物質または混合物)は、身近なものとして殺虫剤、洗剤や塗料などがあげられます。 その中で毒物及び劇物は「毒物及び劇物指定令」で定められた化学物質で、わずかな量で人体または生命、環境(大気・水性)に影響を及ぼし、皮膚に対しても強い腐食性を持ちます。

毒物及び劇物取締法の詳細については、 日本貿易振興機構(ジェトロ) をご参照ください。

「GHS」とはなんですか

GHS(The Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)は、化学品の分類および表示に関する世界調和システムのことです。 化学品の危険有害物質の分類・表示のための世界的に統一された整合性をとるための基準で、災害防止及び人の健康や環境の保護に役立てられています。

GHSでは危険有害性の種類やレベルに応じた以下のような絵表示を用いており、これらはラベルやSDS(Safety Data Sheet:安全データシート)に反映されます。

危険有害性の示す絵表示

「SDS」とはなんですか

SDSは、Safety Data Sheet の略称です。これらは、材料安全データシート(MSDS)または、製品安全データシート(PSDS)と呼ぶこともあります。

SDSにはその化学物質の組成や健康に関する注意事項、貯蔵や保管、推奨用途などが記載されています。製品のマニュアルのようなものとお考え下さい。
潜在的に有害な物質を製造、出荷、使用、または相互作用する企業は、流出やその他の事象が発生した場合に参照できる安全データシートを手元に用意する必要があります。

なおSDSは、提供が義務付けられているものとそうでないものがあります。ご不明な点はお問い合わせください。

「SDS」は日本語である必要がありますか

有害性や取り扱いに関する注意事項を把握するための書類という性質上、日本国内で利用する場合には日本語で書かれたSDSである必要があります。

なおユニポスにて取り扱う商品の大部分は海外製品ですので、SDSは海外メーカーから取り寄せることになりますが、そのほとんどは英語で記載されています。 またその内容は生産国の法規を基準とした内容であり日本の法規と照らし合わせた形になっていない場合も少なくありません。

そのため、英語のSDS があったとしても、別途 日本の法規に対応した記載方法で書かれた日本語SDS を用意する必要があります。

納品方法について教えてください

弊社からお客様への納品につきましては、製品にもよりますが 西濃運輸 や ヤマト運輸など一般的な配送業者での配達になります。

※ ただし、貯蔵・保管について特別な指定がある製品の場合は、その限りではありません。 納品の際、お受け取りに際しての注意事項をお知らせいたします

保管・廃棄時の注意はありますか

保管:
原則として、SDSに記載されている内容に従って保管をお願いします。法第11条の遵守が求められます。毒物及び劇物については、保管庫に「医薬用外毒物」「医薬用外劇物」と明記されている必要があります。

例)他の製品と区別された専用の保管庫で、施錠保管します。定期的に在庫と使用の状況を帳簿で管理できる状態を保持します。

廃棄:
原則として、SDSに記載されている内容に従って廃棄をお願いします。毒物及び劇物については、毒物及び劇物取締法第15条の2の遵守が求められます。

例)法令対象物質に該当する化学物質(残余廃棄物と汚染容器および包装)は、地方自治体の基準に従うこと。
※都道府県知事などの許可を受けた産業廃棄物処理業者、もしくはその処理を行っている地方公共団体へ委託して処理する 等

※保管や廃棄については、毒物劇物取扱責任者が管理・監督する必要があります